ノシャップ岬 のしゃっぷみさき
ノシャップ岬は、ロシアのサハリンの島影と日本最北の地「宗谷岬」、眼前には海に浮かぶ利尻山(利尻島)と礼文島を一望することができる稚内の夕日の名所です。利尻山と礼文島、遠浅の穏やかな海に沈んでいく夕日は、胸に迫り来るような美しさがあります。稚内は、宗谷海峡に面して2つの岬が突き出た形をしています。東にあるのが、日本最北の地「宗谷岬」、西にあるのがここ「ノシャップ岬」です。「恵山泊漁港公園(えさんどまりぎょこうこうえん)」の広場には、記念撮影用の看板やイルカのモニュメントがあり、沈む太陽とイルカがキスする写真が撮れる写真スポットにもなっています。“ノシャップ”は、アイヌ語で「岬のそば」、「岬がアゴのように突き出たところ」という意味があります。また、ノシャップ岬の周辺は7月~8月の早朝は、夏の風物詩“利尻昆布”の採取風景を見ることができます。また、ノシャップ岬のシンボル的な存在である稚内灯台、雪の白さの中でも目立つように赤と白の鮮やかなツートンカラーが特徴です。 この灯台の高さは42.7mで、北海道では 1 番の高さ、全国でも島根県の「出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)」(43.65m)に次ぐ 2 番目の高さを誇る灯台です。また、平成10年に日本全国からの応募で「日本の灯台50選」として選ばれています。