幌延ビジターセンター
幌延ビジターセンターは、日本三大湿原の一つで、高層湿原としては国内最大規模を誇り、平成17年(2005年)7月にラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)湿地にも登録されたサロベツ湿原を有する日本最北の国立公園でもある「利尻礼文サロベツ国立公園」を紹介する施設です。
1階ではサロベツ湿原の成り立ちやそこに息づく野鳥やオオヒシクイをはじめとした渡り鳥、エゾカンゾウや栄養に乏しい高層湿原という厳しい環境下に適合した植物など、約50種類もの多種多様な動植物の生態について写真やジオラマで解説しており、設置しているタブレット端末では、利尻礼文サロベツ国立公園で行うことができる体験アクティビティ、周囲の施設へのアクセス方法や天候情報などを調べることもできます。木道を散策する前に立ち寄ると湿原についての知識を深めることができるので、より散策を楽しめます。
2階はガラス張りの展示室となっており、パノラマに広がる名峰利尻山や湿原を一望でき、望遠鏡もあるので、詳しく自然観察ができます。
施設から湿原内にのびる木道が整備され、途中で点在する解説板により草花への知識を得ながら、サロベツ湿原の自然を間近に感じることができ、より自然への親しみを感じられることでしょう。
飽きさせることのない四季折々で変化する景色をお楽しみください。