稚内市開基百年記念塔・稚内市北方記念館 かいきひゃくねんきねんとう・ほっぽうきねんかん

この稚内市開基百年記念塔(わっかないしかいきひゃくねんきねんとう)は、昭和53年(1978) 7 月、現在の稚内市宗谷地区に宗谷村が誕生してから100年と市制施行30年を記念して建設された、地上80mの高さの塔です。
1階・2階部分は稚内市の歩み・歴史・文化が学べる「稚内市北方記念館」となっており、1階展示室では、江戸時代に樺太(現・ロシア連邦サハリン州)を探検して島であることを発見した間宮林蔵の探検の様子や、先史時代から近代にわたる稚内の歴史について展示しています。2階展示室は、稚内と樺太(サハリン)の関係を伝える資料などが展示されています。
さらに最上階にあたる展望室では、南は広大なサロベツ原野、東は稚内市街地と宗谷湾、西は日本海に浮かぶ利尻(りしり)島・礼文(れぶん)島、そして北はサハリンの島影など、海抜240mの高さから360度のパノラマを楽しむことができます。また6月~10月の夜間には、塔のライトアップを行っています。