北の桜守パーク(稚内市映画北の桜守資料展示施設)
この「北の桜守パーク(きたのさくらもりぱーく)」は、日本の大女優、吉永小百合さんが命名し、平成30年(2018)3月に公開された映画「北(きた)の桜(さくら)守(もり)」の冒頭シーンに登場する「江連家(えづれけ)」のロケセットを、映画資料展示施設として活用した施設です。 この映画は、平成29年(2017)6月に「稚内空港」、「抜海(ばっかい)駅」、「旧瀬戸邸」、「声問海岸」、「宗谷丘陵」などの稚内市内各地で撮影が行われ、吉永小百合(よしなが さゆり)さんをはじめ、阿部寛(あべ ひろし)さん、堺雅人(さかい まさと)さんなど日本を代表する俳優陣のほか、市民エキストラ約500人が参加し、稚内市の協力のもと完成した作品です。戦後の北海道で悲惨な過去を背負い生き抜く母子の姿を通して、激動の時代に思いを馳せる内容の映画です。この施設は旧樺太(現・サハリン)に関する資料、映画の撮影スタッフが実際に訪れたサハリンのコルサコフ(旧・大泊)、ユジノサハリンスク(旧・豊原)、ホルムスク(旧・真岡)などの古い日本人住宅、公共の建造物、博物館などの資料や北海道に残る歴史的建造物などを参考に建築されました。